会長の時間2023年10月26日
皆さんこんにちは。
先日から、ロータリークラブの奉仕とはきっかけや機会を作ることでは、望まれているのではないでしょうか、といったお話をさせて頂いております。
そのきっかけを私たちも勿論、気づいて無駄にしないようにしなければと思います。
そのためにも奉仕で地域ニーズを取り上げていくことで私たちの生業でもきっかけに気づく目を養うことにつながり、自分自身のきっかけとして逃さない訓練にもなります。
とは言いつつも、皆さんがはちきれんばかりのエネルギッシュな青年とかであれば後先考えることもなく挑戦しただろう。
という気持ちには私もわかる年になってきました。
けれども若いと思えば若く、実行すれば結果があるもので、何もしなければ何も残らないのはいつになっても事実です。
やはり、ある程度の年齢での挑戦とはよほどのことがない限り踏みとどまることでしょう、そんな中でも、ケンタッキー・フライド・チキンのハーランド・デイヴィット・サンダースが有名ですが、30 歳までに40 種類以上の仕事を経験しています。
40 代でガソリンスタンドを経営を始めて大恐慌で倒産もしています。
その後のもう一度ガソリンスタンドの経営に臨み、利用者の声を基に(ほとんどのお客は長時間の運転でおなかをすかしている)ガソリンスタンドの1画にレストランコーナーを設けます。
サンダースカフェです。
幹線道路に面していた店は繁盛します州知事から名誉称号として「ケンタッキーカーネル」を評価として頂いています。
これがカーネルサンダースの愛称のもとです。
同時にレストランに専念しモーテルなどにも経営を広げていきます、しかし、50 歳目前で火事で焼失をしてしまいます。
けれどもお客様の声に支えられさらに大きなこレストランを建設して挑戦を始めます(現在では博物館です)。
当時からオリジナルのレシピと圧力釜を用いたフライドチキンは有名で、1950 年、60 歳の時にそのレシピとチキン1 羽につき5 セントで売るという新しいビジネスモデル(フランチャイズ)として1 号店がユタ州にできます。
その後、新たな高速道路出来るとレストランの利用者は激減し、店を手放していきます。
しかし、ここから本格的にフランチャイズ事業に努力し、自分でワゴン車で各地を回り10 年後にはアメリカとカナダで400 店舗を超える結果にしました。
そして74 歳ビジネスを売却するまでの歴史は皆さんの知りうるところでもあります。
また、ロータリークラブの会員であったこともご存じであると思います。
あの銅像の胸にはロータリーバッジがあります。
このロータリーでの活動はまた、紹介されていますので見てください。
これまでの軌跡は運とも言えるかもしれませんが、逆境でもあきらめない心もですが、その源泉はお客様へのサービスの維持と拡大だそうです、74 歳以降も世界各地で製法が守られているかなど実際に見て回ったりしていたそうです。
ケンタッキーのサービスの維持に全力であったとあります、フランチャイズのきっかけも自身では不可能な顧客へのサービスの提供を考え抜いて新たに考えついた方法です。
顧客の言葉に正直に応えていつでも全力を発揮する。
まさにこのきっかけを大事にすることがすべての始まりと実感する話です。
生業が新たな生業に代わるように見えますが見た目の職業などではなく、本質の職業や経営に対する自身の考え方の成長、らしさをもって新たなビジネスにつながることなのかもです。
私も新たなビジネスに向けて頑張っていこうと思います。