会長の時間2023年11月2日
皆さんこんにちは。
本日はガバナー公式訪問です。
吉田ガバナーをはじめ皆様ようこそ直方ロータリークラブへお越しくださいました。
会員一同、心よりお待ちしておりました。
本当にご来訪ありがとうございます。
さて、今期の私の直方クラブのスローガンでありますが「変わらないために変えよう」であります。
これは実は3 月12 日の2700 地区会長エレクト研修セミナー、PETS の最後に吉田ガバナーが挨拶でおっしゃった言葉を使わせていただいております。
「持続可能な良い変化をもたらすためには」、「再度ロータリーの基本を確認し、尊重しよう」が私の心に響いたからです。
そのためには今一度、個人・事業・社会生活で奉仕の実践を適用し、団体でその理想を学び、更に高まった奉仕を個人で実践する。
そして一般や社会に受け入れてもらえるようにする、そのためにも4 つのテストと中核的価値観の実践であると私は理解しました。
これがクラブであり、私たちの意義に再度気づくことだと思っております。
ここからは私の持論で、哲学ですが、社会的役割や職業など生業の奉仕の実践の結果は長年かけて染みつく本人しか持っていない価値を得ます。
唯一無二の成果物で、盗まれない、等価交換できない本人しか使用できない「在る」という価値です。
これは無尽蔵で私はこれを奉仕の源泉として使用することが大事だと思います、様々な職業(生業)の会員の中に宿る「在る」はロータリークラブの職業奉仕の実践で更に純度は高まり崇高なものなります、地域の奉仕のニーズの精度は高くなり、その信用から提供もされ、奉仕の切り口も豊富で最適な活動を行え、奉仕の効果はインパクトあるものになります。
その「在る」ものを切磋琢磨や刺激、感銘、学ぶ場が親睦活動です、ですから会員増強は大切で様々な会員が存在することがクラブにも地域にも成長と奉仕のスパイラルな効果を生む理想だと感じております。
では「在る」とは別に私たちは「持つ」ものも同時にあります。
これは生業を通じて同時に得る成果物の代表的なものです。
お金です、これはだれでも同一で等価交換可能な価値です。
誰が出しても良いし定量的な尺度や流通、消費価値ができるものです。
私はこれを地域外では有効な奉仕活動とは思いますが、地元ではあまりにも効果は刹那的で限定的で私よりも持っているもの「お金」の効果のような気がします。
先ほどの「在る」を用いた奉仕活動ではその循環に私が加わり、効果の責任も私にあり、それは私の生業にもフィードバックするときもあります。
この辺が他の奉仕活動団体とロータリーの差ではないでしょうか。
奉仕を通じた人生哲学たる所以です。
これをあっちの会員にも新会員の対象者も聞かれると答えています。
しかし、最初はロータリーも会員同士の物質的互恵が目的で親睦がメインのサロンではと言われます。
シカゴのトイレもお金を拠出した寄付ではと。
これは当時のドナルドカーターを勧誘するときに物質的互恵を特典した話に彼は職業を持って社会で生活している以上、職業を通じて社会に貢献することが自分が存在する証になるのであって物質的互恵など自分たちのだけの利益にこだわって社会的に何もしない団体に将来性も何もない。
という言葉を基にポールハリスは定款を変えて、新たな取り組みとしてそのドナルドカーターとともにシカゴ中心部のループ地区の通行人がトイレがなくてバーや百貨店で買い物してトイレを使用している現状を聞き、奉仕活動として取り組みます。
シカゴクラブは25 の市民団体にて連合公衆便所建設委員会を設立し醸造組合や百貨店組合より妨害を受けながらも粘り強く2 年も交渉を行い市から20,000㌦と建設用地2か所を公共の場所に提供をしてもらうのです。
市民ニーズをくみ取り市民団体を構成し、当局に働きかけるという彼らにしかできない奉仕活動を行った事例で単なる金銭を拠出した団体奉仕活動ではないことに注目しておかなければなりませんよね。
他団体は持っているもので奉仕します、ロータリーは「在る」もの、唯一無二の自身で奉仕を行うがゆえに尊い奉仕であってさらに皆様の職業奉仕、生業を豊かにする持続可能な奉仕です。
「持つ」ってるものを活躍させるより「在る」ものを育って活躍させましょう。