会長の時間/2023年9月14日
今月はロータリーでは基本的教育と識字率向上の月間です。
世界では7億8100万人の成人(世界の成人人口15%)のが読み書きができないといわれておりその3分の2、が女性であるそうです。
また、5800万人の子供が学校に通ってなく、また、すべての女性が初等教育を修了すれば妊婦の死亡率は66%減少し、その読み書きのできる母親を持つ子供はできない母親の子と比べて5歳以上までの生存率は50%も上がるという報告が国連からにあります。
特にご想像の通りアフリカ地域や紛争・途上国での識字率の低迷は著しく、アフガニスタンや南スーダンでは27%となっています。
教育を受ける学校が通える所にない、先生がいない、女性差別がある、貧困から男から先に教育を受けたり、早く子供を産んで勉強よりも家事や手伝いに時間を有すること、さらには紛争等で学校やインフラ交通が壊されたり、子供から長く紛争に兵士とされることも多いのです。
私はこのロータリーの重点分野である基本的教育と識字率の向上はほかの重点分野のなかでも特に重要と考えています、あるきっかけで(ロータリーの活動)人々の健康状態や衛生が向上し、質の高い教育を受ける環境が整備され、経済と地域社会の発展によりさらに環境改善と貧困を遠ざけ、世界理解や紛争の解決が進み、疫病や母子の健康が図られる。
そして教育の拡大はさらに貧困と差別を減少させ、地域社会の発展につながり、再投資が行われ、疫病予防や母子の健康改善とスパイラル状に向上していくものだからです。
なぜ、重要かと申しますとこの教育や識字率の向上とはきっかけはありますが当たり前のように「在る」状態にしていかなければいけませんし、自身に「在る」宿るように習得すべきものだからです。
きっかけは「持つ」ことができます。
本を送るとか、学校を作るとかは我々にも提供できるものですが、インパクトある奉仕でも例に出ましたが先生を置く方が効果あるなどです。
なぜ効果あるかは本より、自身の無意識の受動の状態に環境の継続を整えることによって時間をかけて身につく「在る」状態になるからと私は思います、できるだけ自分の母語を生活のなかで自然に習得したように。
そのようにして高度な教育を身に着けた方々他の重点分野の解決へと動き出す自発の力の源と思えるからです。
また、その持続的な教育環境はさらに多くの課題解決者を送り出していくからです。
他の重点分野はある程度のきっかけ(提供できるインフラやシステムなど他国が持っているもの)で目標値や改善状態は図れます。
この図れるということは持っているや貰っていることですが、基本的教育と識字率の効果や結果も%などではでます、しかし本当の効果は先の自発的な先の重点分野の課題解決はもちろん、持続的に経済や文化と外交など瞬間的な結果ではない国家発展を無限にする可能性を秘めたものにつながります。
改めて教育の重要性を感じます。
先週から現在の小学生らの「この勉強は何の役に立ちますか」といった教育を自分の商品化するおかしな状態の国もあれば同じように「この勉強は何の役に立ちますか」と家庭の仕事や生活の一部にも余裕がない途上国の子供や親の答えももしかすると同じになるかもしれません。
ただ、違っているのはその機会があることとないことです。
私たちはその機会をつくることが重要だと思っています、渡したり、あげたりでは彼らも持ったままかその瞬間だけで拡大もしませんし、消費されてしまうだけです。
彼らにいつか「在る」ようになるように持続的で拡大や波及し効果を生産する状態になる渡し方や渡す「もの」が本当の奉仕と考えています。
本より先生のほうがインパクトがあるとの意味はこれです。
受動するものが無意識に時間とともに自分にすばらしい「在る」が備えるようになることの重要な機会にも皆さんは今お気づきと思います、そう、この直方ロータリークラブです。
「だまって入って、参加しとけばわかる」このことばはよく聞かされますが、本質は一緒かもしれません、ただ、そのためには本より良い先生に皆さんがなって、無意識でも素晴らしい体験を習得できる活気ある未来志向のクラブでなければと思っています。
本日の卓話ではインパクトあるクラブつくりについて皆さんも考えてみましょう。