会長の時間2024年5月9日
皆さん、こんにちは。
先週から68 期の事業計画委員会も始まりました。
なぜか去年の私の時の事業計画委員会と違ってなごやかで協力的な雰囲気でした。
もう少し喧々諤々でいいんじゃないかと思いました。
各委員長さんや理事の方々が考えるロータリーやクラブの在り方などはある程度理念的には共通であるべきですが、実践や活動の方法はそれぞれの業界や存在・生業によって異なる事は当然であります。
これが異業種他業種、年齢・性別による多様性として発揮されることです。
ロータリーの変わらないために変えようの変えようの部分であると私は思います。
今までの会長の時間で何度も申し上げましたが個人の地元での生活や仕事を通して感じる地場での課題や意見を奉仕のアイディアに生かすこと、そして実践すること、そのためにクラブに集まり会員同士が刺激や価値観を熟成していきます。
私も少し気づきまして変わらないために急に変えようではなく少し変えようと。
関連してお話したいことがあります先々週も少し話しましたがCLP として2004 年、今から20年も前にRI で推奨される背景にはクラブの会員の大きな減少が要因でした。
魅力がなく閉鎖的などロータリーを知らない又は入会してもわからないというアンケートを基に公共イメージの向上、クラブの活動等を発信する、また会員増強を目的として委員会を常設にする内容です。
よってクラブの組織を管理する、会員基盤向上、公共イメージ、そして奉仕プロジェクトといった組織構成が推奨されることとなったのです。
しかし同時にロータリーの本質を再度向上させてインパクトある奉仕事業を行える、基本的な力を備えた会員を増やすこと、そしてそのネットワークは人道的奉仕活動の世界的ネットワークとなる。
この1単位を構成する各地のクラブつくりが重要となることを目標とされました。
そのために各クラブにてクラブ研修リーダー・委員会を設置する。
そして幾人ものクラブ指導者育成を図ることが求められています。
彼らによって地区や複数のクラブの情報を受けたロータリアンが実践の重要性に目覚め、地区などクラブを超えた奉仕活動展開に繋がっていくことを成果とします。
このクラブ研修リーダーとは任期1 年で継続は3 年です。
支援と研修アイディアを得る為に地区、ガバナー、ガバナー補佐と連携が義務となっています。
そこでクラブ研修プランを作成します(現会員のための継続的教育)、研修リーダーの責務として(会員のニーズ、そして会員が何をすべきかの研修企画、新会員・会員候補へのオリエンテーション、この研修のプログラム化、募金や寄付の意義、ロータリーとはなにかをクラブ会員が言えるように、次期指導者の育成)などです、また次期指導者を育成するために(関心ある会員を対象)ロータリー章典にも記載ありますが推奨テーマとして(コミュニケーション、ボランティアの意欲指導、時間管理、目標と説明責任、長期計画、4 つのテスト、統一見解の構築などの研修開催です。
この統一見解、合意ができることがリーダーの必然とあります。
リーダーとしてクラブのなかで特に異なる見解を持つ人々のニーズを満たす解決策を見出すことができること。
これは降参や我慢ではなく、人々を合意に導くことによってその決定は実行と継続が可能になる。
という記載が注釈としてありました。
これは勉強になります。
新しいアイディアや考えで新たなこと、変えようとする時こそリーダーはその反対や異なる意見者を合意に持っていくプロセスはロータリーだけではなく社会的に根幹の能力として私たち生業、経営者として大事ですね、また私たちの後継者にもこの合意形成ができる人材を指導育成することが大事と気づかされます。