会長の時間2024年5月16日
皆さん、こんにちは。
先日の飯塚RC55 周年に出席された皆様ありがとうございました。
渡部陽一さんの話も、なかなかのものでしたね。
争いごとで、いつもどこでも必ず犠牲になるのは子供たちという現実は改めて考えさせれました。
そして記念事業である「総合的な探求の時間」という高校生などが参加する研究発表会は今後も参考になる取組であると思います。
プライベートではなく、グループで課題を共有して行動的な活動や商品、サービスを造形するプロセスはきっと大人になっても役立つ経験であります。
学習や研究発表の場がなく、特に地域住民や行政に伝わる方法がなかったということの解消の一助としてです。
このような機会を作ることがロータリクラブではすべての奉仕活動の根幹であると私は思います。
どのような機会を提供するのかを地域や現在の課題から皆さんの生業からヒントを得て、機会を提供する、その結果、参加者や私たちが更に変化や最適な状態につながる可能性が高まる。
つまり変わらないために変えようという生物的にも大事な均衡を保つことになるのです。
つまり何の奉仕の機会を作るのかが最初に皆さんらしさ、地域らしさ、直方らしさがでるところで重要と感じています。
例えば働く人材不足や後継者不足は如実に顕著であり、歴史がある会社が廃業の危機にあります。
時代によって商品やサービスの変更についていけない事も多くあります。
そこで若年層や高校生やアクトなどに会社の仕組みや経営や起業についてのアドバイスや彼らに会社のPRなどIT の導入の手助けなど地元企業との関係を深くする機会の提供を行ったとすると、地元での就労機会を増やす結果につながるかもしれません。
他団体との交流や協同でする事業には更に新たな結果に結びつくかもしれません、健康や観光、新たな地域浮上の産業や社会解決型ビジネスなどに挑戦する企業や人材を生むかもしれません。
つまり、すべての奉仕とはまず機会を作ることであり、特に自身の生業と社会課題の両輪から生まれると思います。
そして奉仕活動は対象者だけでなく私たちの変化の機会にもしなければいけません。
「もっともよく奉仕するもの、最も報われる」という言葉は皆さんご存じでしょうが、アーサーフレデリックシェルドンです、これは頑張れば神様は見てますよ!って私は思ってましたが、本当は「他者に対する。
正しい経営の科学のみが引き合うのだ。
経営とは人間的な奉仕の科学である、その仲間に最もよく奉仕するものが最も多く報いられる」。
19 世紀の悪行の多かった商売の背景から始まったRC の協調と公徳心を大事にすることで報われていくことです。
そこから職業は社会に奉仕する手段として重要視されます。
しかし現代は状況も変わり複雑な課題を抱えた地域や経営環境であり、特に変化を受け入れて生業の動的均衡を保つべき時代であると思います。
私は奉仕の実践ともう一つ先ほどの「奉仕の機会と内容」が特に重要になってきていると感じます。
ロータリーの樹には職業奉仕の幹に社会・青少年・国際という果実がなり、栄養としてクラブ奉仕があります。
これを逆から見て、今ここで必要な果実、奉仕を考える事は自身の生業や商品やサービスを最適にする訓練です。
同時にそこで元来の社会や他人のために奉仕を実践することで私たちがインパクトあるより良いサービス、成果物の提供を思いつく、そして公明正大で信頼ある奉仕の実践者として形成された経営者として信頼を得て、持続的な経営の可能性が上がるのです。
ですので、事業計画の真っ最中にこのことを68 期の委員長様に少しでも考える機会としてお伝えしたかったので私見をお話しました機会といえば、連休中に家族奉仕の機会をつくりました。
本場のラーメンに行きたいといわれまして、博多に家族で一泊しながらラーメン巡りをしました。
で、奥さんにも機会をと思い、例のマジックを見に行きました、楽しみにしていたのですが途中から息子は大人の阿吽がわからないようで、何度も黒い布をめくって、中を見ていました。
人の機会を奪ってはいけませんね。